MF:松田詠太郎(まつだ・えいたろう)
【写真:Getty Images】
2025所属クラブ:横浜F・マリノス
2024期限付き移籍先:アルビレックス新潟
2024リーグ戦成績:23試合1得点1アシスト
期限付き移籍先での成長度:C
横浜F・マリノスの下部組織で育成を受けた松田詠太郎は、2020シーズンにトップチームへと昇格。シーズン開幕前の同年1月にはSC相模原へと育成型期限付き移籍で加入した。
当初は2021年1月31日まで相模原に在籍する予定だったものの、同年8月には横浜FMへと復帰。J1リーグで15試合に出場して4アシストをマークするなど、松田は上々のデビューシーズンを過ごした。
2021シーズンにはJ2の大宮アルディージャ(現RB大宮アルディージャ)へと期限付き移籍するも、リーグ戦出場は10試合のみに。横浜FMで存在感を放った前シーズンから一転して、松田は消化不良の1年を送ることになってしまった。
しかし、翌2022シーズンにアルビレックス新潟へと期限付き移籍で加入すると、これが状況の好転につながる。[4-2-3-1]システムの2列目右サイドを任されるようになり、リーグ戦38試合で4得点8アシストをマーク。スピード豊かなドリブル突破が売りの快足ウィンガーは、チームの6年ぶりとなるJ1復帰に貢献してみせた。
2023および2024シーズンも、松田は期限付き移籍の形で新潟に残留。2023シーズンはリーグ戦21試合、昨季は23試合でピッチに立ち、貴重な戦力として一定の役割を果たした。だが、個人成績は芳しくなく、2023シーズンは1アシスト、昨季は1得点1アシストのみ。どこか伸び悩みを感じさせるようなJ1での2シーズンだった。
2025シーズン、松田は横浜FMへと5年ぶりに復帰する。23歳の“スピードスター”は果たして、競争の激しい“トリコロール軍団”で主力の座を確保できるかどうか。その答えが間もなく出る。