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Jリーグ 1日前

超レベルアップ!? Jリーグ、期限付き移籍から復帰した大注目の10人。成長度を3段階評価、2025年注目必至の新戦力

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:仙波大志(せんば・たいし)

仙波大志

【写真:Getty Images】

2025所属クラブ:サンフレッチェ広島
2024期限付き移籍先:ザスパ群馬
2024リーグ戦成績:11試合1得点1アシスト(岡山)/14試合1得点1アシスト(群馬)
期限付き移籍先での成長度:C

 サンフレッチェ広島の下部組織出身者である仙波大志は、2017シーズンに一度トップチームへと2種登録されるも昇格には至らず、流通経済大学に進学。2022シーズンに腫れて広島への加入を実現させた。

 加入初年度は開幕スタメンに選ばれるサプライズこそあったものの、その後はなかなか出場機会に恵まれず。状況を打破するべく、仙波は夏のリーグ中断期間中にファジアーノ岡山への期限付き移籍を決断する。

 移籍後の約3ヶ月間では、J2リーグで13試合に出場。しかし、先発出場はわずか2試合のみと、仙波の岡山での挑戦は失敗したかに思えた。

 ところが、迎えた2023シーズンは仙波にとって飛躍の1年となった。残留した岡山で主力の座を手にすると、リーグ戦38試合に出場。足元の高い技術を武器に、パスやドリブル、シュートで決定的な場面を生み出すモダンなミッドフィルダー(MF)として一気に頭角を現した。

 翌2024シーズンも岡山に残ったが、同年7月には岡山との契約を解除して残留争いを強いられていたザスパ群馬へと期限付き移籍。加入直後から主力としてプレーした。しかし、最終的にリーグ戦14試合に出場するも、群馬は無念のJ3降格となってしまった。仙波自身も1得点1アシストという成績に終わり、爪痕を残せないまま群馬を去ることになった。

 2025シーズンは保有元の広島に2年半ぶりとなる復帰を果たすものの、仙波の厳しい戦いは続きそうだ。何しろ、広島は昨季最後までJ1優勝争いを演じた強豪である。特に仙波が主戦場とする中盤は、絶対的な“コンダクター”である川辺駿や、新加入の田中聡といった強者揃い。25歳の生え抜きMFが埋もれてしまいそうな戦力が整っている。

 相当な覚悟を見せない限り、古巣でのレギュラー奪取は容易ではない。

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