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Jリーグ 1日前

超レベルアップ!? Jリーグ、期限付き移籍から復帰した大注目の10人。成長度を3段階評価、2025年注目必至の新戦力

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:田中隼人(たなか・はやと)

田中隼人

【写真:Getty Images】

2025所属クラブ:柏レイソル
2024期限付き移籍先:V・ファーレン長崎
2024リーグ戦成績:38試合1得点2アシスト
期限付き移籍先での成長度:A

 柏レイソルの下部組織出身者である田中隼人は、2020年10月に2種登録選手としてトップチームの一員となった。2022シーズンには正式にトップチーム昇格を果たしたものの、プロの世界の壁は厚く、J1リーグでは4試合の出場にとどまった。

 翌2023シーズンもリーグ戦出場は3試合のみ。犬飼智也や古賀太陽といった主力センターバック(CB)陣の後塵を拝した。

 若手選手にとって成長するための一番の近道は「レギュラーとして試合に出ること」。2024シーズンに田中はV・ファーレン長崎へと育成型期限付き移籍で加入し、柏時代の鬱憤を晴らすかのような活躍を見せる。

 開幕スタメンの座を勝ち取った田中は、以降も主力CBとして長崎の最終ラインをけん引。最終的にJ1昇格プレーオフまで進んだ(準決勝でベガルタ仙台に1-4で敗戦)チームにおいて欠かせない存在となり、リーグ戦では全試合出場という“鉄人”ぶりを見せつけた。

 J2で充実したシーズンを過ごした田中は、2025シーズンに満を持して柏へと帰還する。トップチームデビューを果たした時に足りなかった経験と自信は、すでに長崎で手にしている。今季、21歳のCBは“黄色い壁”となって対戦相手の前に立ちはだかる。

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