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Jリーグ 1日前

超レベルアップ!? Jリーグ、期限付き移籍から復帰した大注目の10人。成長度を3段階評価、2025年注目必至の新戦力

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:矢村健(やむら・けん)

矢村健

【写真:Getty Images】

2025所属クラブ:アルビレックス新潟
2024期限付き移籍先:藤枝MYFC
2024リーグ戦成績:38試合16得点2アシスト
期限付き移籍先での成長度:A

 2018年9月、矢村健は新潟医療福祉大学在学中ながら2020シーズンからのアルビレックス新潟加入が内定。JFA・Jリーグ特別指定選手に認定されると、2019年11月9日に行われたJ2リーグ第40節のFC岐阜戦でデビューを飾った。

 正式加入を果たした2020シーズンにはリーグ戦19試合に出場。2020年11月4日のJ2第31節・モンテディオ山形戦ではJリーグ初得点をマークしている。

 順調な滑り出しを見せたかに思えた矢村のキャリアだったが、その後一旦停滞期に入る。2021シーズンはリーグ戦の出場試合数を15試合に減らしつつも3得点を挙げたが、2022シーズンはさらに出場数が11試合に減少し、1得点しか決めることができず。こうした状況を変えるために、2023シーズンには藤枝MYFCへの期限付き移籍を決断した。

 クラブ史上初めてJ2の舞台を踏む藤枝において、矢村は効率性の高いストライカーとしてチームに貢献した。2023シーズンは夏場まで途中出場がほとんどだったが、シーズン後半戦は主力フォワード(FW)の座を奪取。リーグ戦38試合で9得点2アシストと、これまでの自身の1シーズンにおける得点記録を更新した。

 翌2024シーズンは、前シーズンの活躍が評価されて絶対的なエースとして君臨。38試合でキャリアハイの16得点2アシストを叩き出した。

 藤枝がJ2でも有数の注目クラブとなったのは、一瞬で相手最終ライン裏へ抜け出す速さとパンチ力抜群のシュートを武器にゴールを量産した矢村の存在に寄るところが大きい。また、27歳のゴールハンターが得点能力を完全に開花できたのは、藤枝のスタイルが「超攻撃的」と言われるほどアグレッシブだったからとも言える。

 2025シーズン、矢村は“相思相愛”の関係だった藤枝を離れて新潟に3年ぶりとなる復帰を果たす。藤枝で圧倒的な成長を遂げた男は、J1でもゴールネットを揺らし続ける気配を強く漂わせている。

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【了】
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