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「試してハマる選手もいる」 本職不在の右SBになでしこ指揮官が自身の考えを明かす。「アジアカップの頃には…」

text by 編集部 photo by Getty Images

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ニルス・ニールセン
【写真:Getty Images】

右SBの本職が不在に

 日本サッカー協会(JFA)は5日、アメリカで開催される「2025 SheBelieves Cup」に臨む、なでしこジャパン(日本女子代表)のメンバーを発表した。本職のサイドバックが、北川ひかるのみとなった理由について、ニルス・ニールセン監督が語っている。

 

 2019年に初出場してから通算5度目の参加となる「SheBelieves Cup」。今大会に臨むメンバーには、熊谷紗希や長谷川唯らの主力組が順当に選出された一方で、籾木結花が約4年振り、林穂之香とMF宮澤ひなたは、昨年夏のパリオリンピック2024以来の招集となった。
 
 ニールセン監督は、今大会で採用するフォーメーションについて「4-4-2や4-3-3をやると思う。以前からなでしこがやっていたので問題なく適応してくれると思う。5バックの可能性もあるが、前線から主導権を握っていきたいので、5バックは今のところない」と言及し、4バックで戦うことを示唆した。
 
 その中で、今回の招集メンバーでは、本職のサイドバックは左SBを主戦場とする北川ひかるのみに。右SBではリハビリ中の清水梨紗やINAC神戸レオネッサからエンジェル・シティFCに移籍したばかりの守屋都弥は招集外となり、遠藤優もメンバーから外れた。清家貴子がこれまでに右WBで起用されたことはあるが、右SBを本職とする選手は一人も選ばれなかった。そんな右SBについて質問が及ぶと、ニールセン監督は次のように答えた。

 
 52歳のデンマーク人指揮官は「サイドバックはディフェンスとオフェンスの両方ができる選手を求めている。ポジション的にはオフェンススキルも重要で、今回は多くの選手が複数のポジションができる」と話した上で「今後の活動で試してハマる選手もいるだろうし、それによって成長する選手もいる。アジアカップの頃には適した選手が見つかるだろう」と負傷や移籍の関係で招集できない選手も多かった右SBには、本職ではない選手の起用を検討していることを明かしている。“SheBelieves Cup”では右SBの起用法に注目だ。

(取材:折原亘、構成:編集部)

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