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宮澤ひなたの起用法は?
日本サッカー協会(JFA)は5日、現地時間20日からアメリカで開催される『2025SheBelieves Cup』に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー23名を発表した。会見に出席したニルス・ニールセン監督は高橋はな、宝田沙織、宮澤ひなたの起用法についても話している。
今回選出されたメンバーでは、三菱重工浦和レッズレデイースの高橋はなとレスター・シティの宝田沙織はDFとして選出された。CBでもプレーできる高橋は浦和LでCFとして起用されており、WEリーグでは10試合に出4得点を記録。皇后杯では決勝戦で先制ゴールを記録するなど4試合の出場で3得点を挙げた。また、宝田はCBやボランチでもプレーできるが、レスターでは主にCFとしてプレーし、今季はここまでイングランドトップリーグで13試合に出場している。
高橋と宝田についてニルス・ニールセン監督は「髙橋と宝田はDFで考えている」と断言。しかし、「試合状況によっては前線に行ってもらうかも。現時点では何とも言えないが、どのポジションに入るか見てみたい」と話した。さらに、高橋に関しては「ゴールが必要な場面では前線に行ってもらうかもしれません」と付け加えた。
一方で、宮澤はマンチェスター・ユナイテッドで本来の攻撃的なポジションではなく、ボランチとして自らの価値を証明している。2023年のFIFA女子ワールドカップでは主にシャドーでプレーし、5得点で大会得点王に輝いた。だが、ユナイテッドではポジション争いに苦しみ、マーク・スキナー監督は宮澤をボランチで起用。すると、26日に行われたブライトン戦ではゴールを挙げ、プレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)を受賞するなどボランチとしての才能を開花させた。
ニールセン監督は宮澤の起用法に関して「技術が高いのでいろんな中盤のポジションをできる。複数のポジションができるので状況によって変わってくる」と明言を避けた。
同監督は「フォーメーションは4-4-2や4-3-3もやると思いますし、以前なでしこがやっていたので問題なく適応してくれると思う。5バックもあるが、主導権を握っていきたいので、前線から。5バックは今のところないかな。非常にトレーニング期間が短いので、初日から選手がコンセプトに沿ってやっていけるように」と話しており、宮澤は4-4-2であればサイドハーフやフォワード、4-3-3であれば、ウィングやインサイドハーフ、さらにはボランチの可能性もある。ユーティリティ性も兼ね備え、成長を遂げている宮澤はパリ五輪以来の復帰でその真価を発揮できるか。
(取材・構成:折原亘)
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