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「普通なら慎重に…」マンCが異例の積極補強!?FFP違反疑惑で勝訴の可能性も。金融専門家が持論「自信の表れだと…」

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積極補強のマンチェスター・シティ
【写真:Getty Images】

マンチェスター・シティ、冬の移籍市場で積極補強の理由は?

 今冬の移籍市場ではリバプールとアーセナルが補強ゼロで終えた。夏に比べて冬の移籍市場では基本的に静観するチームが多い。一方でマンチェスター・シティは異例の積極補強を行い、強力な選手をチームに加えた。それはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)訴訟に勝つ自信があるからだと、英メディア『トークスポーツ』が報じている。

 

 マンCは今冬、ポルトからニコ・ゴンサレスを移籍金5000万ポンド(約95億円)で獲得。また、アイントラハト・フランクフルトのオマル・マーモウシュを移籍金6300万ポンド(約120億円)で獲得し、RCランスのアブドゥコディル・フサノフを移籍金3300万ポンド(約62億7000万円)で手に入れている。さらに、移籍金3000万ポンド(約57億円)を投じてパルメイラスからヴィトール・ジ・オリヴェイラ・ヌネス・ドス・レイスを獲得した。冬の移籍市場としては異例とも言える大きな支出を行なっている。

 それを踏まえ、金融専門家のステファン・ボルソン氏は「代理人手数料を加えると、総額は2億ポンド(約380億円)になる。もちろん、告発された115件の事件の終盤に差し掛かっていることは分かっている。私の考えとしては、これはスタジアムの再建と相まって、ある程度の自信の表れではないかと思う。それは単純なビジネスロジックのようだ。例えば、あなたが役員会議室の席に座っていて、訴訟の結果や不確実性について深刻な懸念を抱いているとしよう。取締役会内に不確実性、特にこのような規模の不確実性がある場合、結果について不安を感じるなら、普通なら慎重になるはずだ。なぜなら、この訴訟がシティに不利に働いた結果、彼らは給与支出を急激に削減しなければならなくなり、サッカー選手を売り飛ばさざるを得なくなるから」との見解を示している。ジョゼップ・グアルディオラ監督やノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが契約延長に応じたことも、訴訟に勝つ自信があるからかもしれない。

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