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アンス・ファティの残留が決定
バルセロナのFWアンス・ファティが、今冬にレンタル移籍する可能性が取り沙汰されていたが、残留することが決まった。トップフォームを取り戻すことに苦労しているバルセロナの10番にオファーを出したクラブは、セビージャだけだったようだ。スペインメディア『ElDesmarque』が、現地時間4日に報じている。
昨夏にブライトンへのレンタルから古巣に復帰したファティ。再起を誓った今季も負傷が重なり、ここまで公式戦8試合の出場で186分間の出場に留まっている。バルセロナは、そんな22歳のアタッカーを補強資金の捻出や人件費削減に向けて、放出に踏み切る意向があると見られていたが、チームに留まることが決まった。
同メディアは「この冬の移籍市場でのレンタルは、少なくとも彼の給与コストを部分的に軽減する見込みもあったが、実際には選手はクラブを離れることを考えたことすらない。オファーも少なく、セビージャから1件あったのみで、(ジョアン・)ラポルタは両クラブ間の関係が悪化しているため、その提案を拒否した」と報じている。
さらに「アンス・ファティはFCバルセロナで3番目に高給の選手だ。ジョアン・ラポルタは若いフォワードを所属させるために、驚くべき1395万ユーロ(約22億円)も費やしている。つまり、バルサにとって今シーズン、アンスが出場した1分あたりにかかるコストは約7万5000ユーロ(約1,215万円)にも及ぶことになる。バルセロナの財政状況がまだ改善されていないことを考えると、まさに底なし沼だ」と指摘した。クリスマス休暇を返上してトレーニングをしていたファティだが、残りのシーズンで存在感を高めることができるか注目だ。
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