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福井太智、ポルトガル1部アロウカへの完全移籍が決定

　バイエルン・ミュンヘンは現地時間3日、20歳のMF福井太智がポルトガル1部のアロウカへ完全移籍することを発表した。クラブ公式サイトで伝えられている。バイエルンからのレンタル移籍でアロウカへレンタル移籍していた福井だったが、完全移籍に移行することとなった。

　2023年1月にサガン鳥栖からバイエルンへ移籍となった福井は、リザーブチームでプレー。同年9月にトップチームでのプレーを果たすも、翌年1月にポルトティモネンセへレンタル移籍。同年7月には、買取オプション（OP）付きの期限付き移籍でアロウカへ加入し、今季は公式戦18試合に出場1得点を記録した。そして、今回アロウカが買取OPを行使する形で完全移籍へ移行となっている。

　バイエルンの若手部門のダイレクターであるヨッヘン・ザウアー氏は公式サイトを通して、「我々は、欧州サッカーへ来るチャンスを与えるために将来有望な若手選手としてタイチを連れてきた。彼は最初のレンタル先のポルティモネンセで彼自身の価値を証明した。そして今、彼はトップディビジョンのクラブへ完全移籍となった。我々は彼の非情に明るい進展に喜び、彼が将来成功することを願っている」とエールを送り、期待感を示した。

　ドイツの名門からポルトガルへ完全移籍となった期待の若手MFは、ステップアップを果たすことができるか。