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「ミトマほどの選手は他にいない」海外大手メディアがブライトンMF三笘薫のサウジオファー拒否の理由と今後の展開を分析

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

三笘の今後

 プレミアリーグのブライトンに所属するサッカー日本代表MF三笘薫には、サウジアラビアの強豪アル・ナスルによるメガオファーがあったと現地が報じている。米大手メディア『The Athletic』は現地時間3日に、クラブが三笘に対する巨額オファーを拒絶した理由と今後の展開について分析していた。

 

 同メディアは、アル・ナスルは三笘に対して9000万ユーロ(約144億円)に500万ユーロ(約80億円)のオプションが付帯するオファーを提示したものの、クラブはこれを拒絶したと伝えている。

 ブライトンが三笘に対するオファーを断った理由について、「重要な要素は選手の希望だった」と述べた上で、「三笘は移籍に興味がなかった。サウジアラビアに移籍すれば給与が驚くほど上がることは確実だったが、彼の動機はお金ではなくキャリアアップだ」と、選手の意向が大きく影響していたと指摘。

 また、「彼らが冬の市場を嫌うのは、季節の成り行き次第で反射的なビジネス、パニック買い、売りが生まれるからだ。それは彼らのスタイルではない」と、クラブの移籍市場に対するスタンスも関係しているという。

 さらにピッチでの影響についても触れており、「ファビアン・ヒュルツェラー監督のチームには攻撃陣の厚みがあるが、右サイドで選べる複数の選択肢に対して左サイドではそれが再現されていない。アディングラは左でプレーできるが、彼は右サイドを好む」と、監督にとっても左サイドの選択肢が限られている中で、三笘の存在は大きいと言及している。

 そして、「今シーズンは負傷の影響でパフォーマンスがやや不安定ではあるものの、スピードのあるダイレクトな走りとドリブル、そして相手チームに恐怖を与えるという点で、三笘ほどの影響力を持つ選手は他にいない」と前置きし、「ブライトンの最も高額な売却はすべて、緊急時対応に時間をかけられる夏に行われている。もっとも昨夏は、9人の新加入選手に2億ポンド近くを投じる前例のない投資に注力した。今夏の話題は、(他のチームから)強い関心が寄せられているブライトンの選手たちに戻る可能性がある。そのリストの上位には三笘がいるだろう」と、夏にはサウジではなく、ビッグクラブへの移籍可能性があると伝えていた。

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