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【写真:Getty Images】
上田の現地評価
オランダ・エールディビィジ第21節、アヤックス対フェイエノールトの試合が現地時間2日に行われた。試合は、2-1でアヤックスが勝利している。フェイエノールトに所属するサッカー日本代表FW上田綺世はこの試合に先発出場していた。現地メディアが上田のパフォーマンスについて言及している。
アヤックスとフェイエノールトによる、「デ・クラシケル」と呼ばれるオランダサッカーにおける伝統の一戦。フェイエノールトは、エースストライカーのFWサンティアゴ・ヒメネスがセリエ・AのACミランに移籍するためにチームを離れており、上田が先発出場のチャンスを得た。
しかし、ゴールを奪うことができず、88分に途中交代となりフェイエノールとも1-2で敗北してしまった。
オランダメディア『VP』は、「上田はデ・クラシケルのどの時点でも説得力にかけていた。日本人選手は足が届かず、いざボールを得ても失うことが多々あった。ACミランに移籍したサンティアゴ・ヒメネスとの差は大きすぎる」と、昨季は公式戦41試合の出場で26ゴールを記録。今季はけがで離脱期間があったものの、公式戦18試合で15ゴールをマークしている元エースと比較して、物足りないパフォーマンスであったことを嘆いていた。
フェイエノールトを率いるブライアン・プリスケ監督も、試合後の会見でヒメネスが移籍したことで新しいストライカー獲得をクラブに求めたのかと聞かれると、「心の中に留めている、それが私のやり方だ。チームについてはクラブ内で議論中だ。上田を含め、我々のチームには質の高い選手が揃っている」と言及。
そして、上田について、「彼は重傷から復帰したばかりで、まだ最高の状態ではない。それでも、彼は今日やるべきことをやったが、チャンスは得られなかった。彼が本当に最高の状態になるには、あと数日か数週間かかるだろう」と、怪我から復帰したばかりであり、まだ時間が必要であると強調していた。