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衝撃の5-1。アーセナルは苦手だったマンCをどう叩きのめしたのか。狙い定めていた2つの弱点【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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 プレミアリーグ第24節、アーセナル対マンチェスター・シティが現地時間2日に行われ、5-1でホームチームが大勝を収めた。かつてこのカードをアーセナルは大の苦手としていたが、それを払拭するべく大差をつけての勝利となった。なぜ、これだけ点差がつく展開となったのだろうか。(文:安洋一郎)

アーセナルが5-1の大勝

【写真:Getty Images】

“stay humble“(謙虚でいろ)

 昨年9月の前回対戦後に、アーリング・ハーランドが相手指揮官ミケル・アルテタに放ったこの発言からアーセナルとマンチェスター・シティの“因縁”はさらに深まった。

 この両チームの対戦は、数年前までシティが一方的に支配する展開になることが多かったことで知られている。プレミアリーグに限定すると、アルテタが監督に就任してからアーセナルは、このカードで7連敗を喫していた。

 その潮目が変わったのが昨シーズンだ。それまで“師匠“ペップ・グアルディオラに負け続けていたアルテタのチームはホームゲームを1-0で制し、アウェイゲームもポジティブなスコアレスドローで負けなかった。先述した前回対戦は45分間以上1人少ない中でも2-2と引き分けた。

 そして迎えた今節は数年前の同カードとは対照的な展開となり、アーセナルが“stay humble”発言の仇をとる5-1の大勝を収めた。

 なぜ、これほど点差がつく試合になったのだろうか。

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