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藤野あおばがアシスト！

　イングランド・ウィメンズ・スーパーリーグ（WSL）第13節、マンチェスター・シティWFC対アーセナルWFCが現地時間2日に行われた。試合はアウェイのアーセナルが4-3の勝利を収めている。この試合では、シティに所属するなでしこジャパン（日本女子代表）MF藤野あおばがアシストを記録し、PKも獲得した。

　シティでは、長谷川唯と藤野あおばがスタメン出場。大山愛笑と山下杏也加がベンチ入り、清水梨紗は怪我で離脱中となっている。

　試合は開始早々にシティGKキアラ・キーティングのパスがズレてしまい、ライア・アレクサンドリがボールを奪われると、マリオナ・カルデンテイがゴールを決め、アーセナルが先制に成功。さらに8分にセットプレーから失点し、シティは2点ビハインドという状況になる。

　それでも20分、ジル・ルートからのパスを右サイドで受けた藤野がキレキレのドリブルから右足でクロスを供給。このボールにメアリー・ファウラーがファーサイドで頭で合わせて、ゴールネットを揺らす。藤野の絶品クロスがゴールに繋がった。縦へ突破するドリブルはさすがで、そのまま最高のクロスを送った。藤野らしいプレーが見られたシーンだ。

　反撃の狼煙を上げるゴールで勢いに乗るシティは、後半に入ってもペースを握る。すると50分にフィフィアネ・ミデマーが相手陣内でボールを奪ってゴールを決める。これで同点としたシティだったが、直後に失点し、再び勝ち越しを許す。それでも、藤野が右サイドで仕掛け、ファウルを受ける。リプレーで見ると、ペナルティエリア外に見えたが、PKの判定。これをファウラーが決めてシティが三たび同点に。しかし、78分に勝ち越しゴールを決められ、シティは痛恨の敗戦となった。なお、長谷川と藤野はフル出場、山下と大山は出番なしに終わった。

　3位と4位の直接対決となった一戦だったが、シティはこれで再び4位に転落。シティは勝ち点25のままで、3位に浮上となったアーセナルとは勝ち点2差となっている。