依然として乾貴士が攻撃の中心だが…
2枚のボランチは組み合わせにもよるが、矢島や新加入の小塚和季が中盤のユニットに加われば、乾の技術を生かす攻撃にバリエーションをもたらすことができるはず。
小塚を磐田戦で観られなかったのは残念だが、ミドルレンジのパスも正確に出せるので、乾ともまた違ったアクセントを与える存在になりそうだ。ボランチと2列目で起用が可能なポリヴァレントであり、乾がピッチにいない時は小塚を10番として起用することも可能だ。
1月にブラジルから獲得し、キャンプ先で加入会見を行ったボランチのマテウス・ブエノなど、今後のフィット次第で大きな戦力になりうるタレントもいるが、磐田戦のファーストセットに起用されたメンバーをベースに、どこまで肉付けして行けるかが序盤戦の結果に影響してきそうだ。
J1にステージが上がる今シーズンも、乾が攻撃の中心を担うことは間違いないが、ボランチのさらなる充実、そしてJ1実績のある強力なサイドアタッカーを左右に加えた攻撃陣は”乾頼み”からの脱却が期待できそうだ。
(取材・文:河治良幸)
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