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Jリーグ 4日前

最も高値で売れたのは? Jリーグ、最高売却額ランキング1〜10位。日本に大金を残した男たち

text by 編集部 photo by Getty Images

4位:カカ

元徳島ヴォルティス所属DFカカ
【写真:Getty Images】

生年月日:1999年4月25日
移籍先:徳島ヴォルティス→コリンチャンス(ブラジル)
移籍日:2025月1月9日
移籍金:390万ユーロ(6.2億円)

 2021年2月、当時22歳のカカは財政難に苦しんでいたクルゼイロから徳島ヴォルティスへ完全移籍で加入した。母国ブラジルでは名門のユースで育った将来有望な若手DFとして、大きな期待を背負っていた。

 2019年はブラジル1部リーグで20試合に出場しており、とりわけ同シーズン終盤はほとんどのゲームに90分フルで起用されていた。しかしながらチームは創設以降初の2部へ降格。2020シーズンは最初こそコンスタントに出場機会を得ていたが、同年10月にルイス・フェリペ・スコラーリ氏が指揮官に就任すると、出番が激減。先述の財政難も相まって、徳島への売却を余儀なくされた。

 J1ではビザの問題で出遅れたものの、2021シーズンのリーグ戦第12節以降フル稼働した。公式のスタッツによると、同年のカカはクリア総数でチーム内1位を記録している。チームも奮闘を見せたが、1シーズンでのJ2降格が決定した。

 翌年も同選手は主力として活躍したが、2023シーズンには構想外に。同年7月にはアトレチコ・パラナエンセにレンタルで加入し、母国に出場機会を求めた。すると帰国後はまずまずの成績を残し、シーズン途中の移籍でありながら19試合に出場して2ゴールをあげている。

 その結果、ブラジルの名門コリンチャンスがカカの獲得に乗り出し、ローン移籍のち今年1月に完全移籍が成立。徳島に390万ユーロ(6.2億円)もの移籍金が支払われた。

 なお、カカは2024シーズンにコリンチャンスの一員として公式戦6ゴール1アシストの成績を残している。この記録は同選手のキャリアハイだ。

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