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Jリーグ 4日前

最も高値で売れたのは? Jリーグ、最高売却額ランキング1〜10位。日本に大金を残した男たち

text by 編集部 photo by Getty Images

8位:ドゥドゥ・セアレンセ

元ブラジル代表MFドゥドゥ・セアレンセ
【写真:Getty Images】

生年月日:1983年4月15日
移籍先:柏レイソル→CSKAモスクワ(ロシア)
移籍日:2005年2月28日
移籍金:350万ユーロ(約5.6億円)

 2003年のFIFAワールドユース選手権(現:U-20ワールドカップ)にて、ドゥドゥ・セアレンセはU-20ブラジル代表の一員として優勝に貢献。中盤で起用されながら同大会の得点王(4ゴール)に輝き、攻守両面でレベルの高さを示した。

 2004年1月、390万ユーロ(約6.2億円)の移籍金でECヴィトーリアから柏レイソルに加入。このときすでにブラジルA代表にも招集されており、柏の内外から大きな期待を寄せられていた。350万ユーロは決して安くないが、将来セレソンの中心にいるかもしれない選手を間近に見られるのであれば、多くの人が納得する価格だったのではないか。

 しかし当時20歳前後の若者は異国のサッカーになかなか適応できず、開幕スタメンに名を連ねたものの、同年のJ1リーグ第5節・ジュビロ磐田戦で2枚のイエローカードをもらって退場処分を受けた。

 するとほぼ半年間の在籍を経て、ドゥドゥは柏からフランスのスタッド・レンヌへローン移籍する。リーグ・アンでは2004/05シーズンに15試合でピッチに立ち、ヨーロッパで可能性を示した。

 レンタル終了後、2005年2月に柏からロシアのCSKAモスクワへの完全移籍が成立。このときの移籍金は350万ユーロ(約5.6億円)で、このランキングでトップ10に入る金額の大きさだが、柏の売却益で考えるとむしろ40万ユーロのマイナスだ。

 モスクワでは際立った活躍を見せ、2006シーズンはリーグ戦28試合に出場して2ゴール4アシストの成績を残した。さらに同年、ドゥンガ監督の指揮下にあった当時のブラジル代表では頻繁にピッチに立った。

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