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Jリーグ 4日前

最も高値で売れたのは? Jリーグ、最高売却額ランキング1〜10位。日本に大金を残した男たち

text by 編集部 photo by Getty Images

9位:クエンテン・マルティノス

元キュラソー代表MFクエンテン・マルティノス
【写真:Getty Images】

生年月日:1991年3月7日
移籍先:横浜F・マリノス→浦和レッズ
移籍日:2018年1月6日
移籍金:250万ユーロ(約4億円)

 キュラソー出身のクエンテン・マルティノスは、世代別のオランダ代表に選ばれるほど将来を有望視されていた。10代の頃はのちにフル代表入りを果たすリカルド・ファン・ラインやジェフリー・ブルマらと共にプレーした経歴を持つ。
 
 しかし怪我の影響により、マルティノスは長く戦列を離れる。スパルタ・ロッテルダムへのローン移籍を経て、ユース時代を過ごしたヘーレンフェーンを2013年2月に退団。そして紆余曲折あって、2014年7月にルーマニア1部リーグのFCボトシャニに加入する。

 ここでの活躍は印象的で、2年弱の在籍期間で公式戦55試合に出場して7ゴール11アシストの活躍を見せている。2015/16シーズンには、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の予選ラウンドでポーランドの強豪レギア・ワルシャワとも対戦した。

 その後、2016年3月に横浜F・マリノスに完全移籍で加入。独特のリズムが特徴のドリブルは相手からすると対応が難しく、2017シーズンはJ1リーグ29試合に出場して5ゴール7アシストの成績を残した。

 華のあるプレーと確かな実力は話題を呼び、2018年1月に浦和レッズに250万ユーロ(約4億円)で引き抜かれている。なお、横浜FMがマルティノス獲得のために支払った金額は15万ユーロ(約2400万円)だ。

 この売却益の大きさからも、キュラソー産のドリブラーがいかに大きなインパクトを日本に与えたかが窺える。

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