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Jリーグではこれまで数多くの名選手たちが活躍してきた。そこでのパフォーマンスが評価され、高額な移籍金を残して新天地に旅立つ選手も珍しくない。今回は、Jリーグのクラブが売却した選手の中から、移籍金が特に高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は、同サイトの表示順に準拠。
10位:水本裕貴(みずもと・ひろき)
生年月日:1985年9月12日
移籍先:ガンバ大阪→京都サンガF.C.
移籍日:2008年6月20日
移籍金:250万ユーロ(約4億円)
2004年にジェフユナイテッド市原(現:ジェフユナイテッド千葉)でプロキャリアをスタートさせた水本裕貴は、2023年2月に現役を退くまで、様々なクラブでDFとして功績を残した。
千葉時代の恩師であるイビチャ・オシム監督により、2006年に21歳にしてサッカー日本代表にも招集され、早くから将来を嘱望される存在だった。2008年の北京オリンピックではキャプテンとして全3試合に出場し、長友佑都や内田篤人、本田圭佑らと共に当時のU-23日本代表を牽引した。
しかし北京オリンピックの直前、ガンバ大阪における水本は厳しい状況に置かれていた。千葉からステップアップのために移籍したものの、期待されたパフォーマンスを発揮できず、在籍約5ヶ月で退団の道を選ぶ。2008年6月に京都サンガF.C.へ加入する際の移籍金250万ユーロ(約4億円)が、今回のランキングでトップ10にランクインした。
ガンバでベンチスタートが多かった選手に払われる金額としては割高に見えるが、その後の水本の足跡を考えればむしろ安く感じられる。京都に移籍してから、特に2010シーズンは獅子奮迅の活躍を見せ、公式戦全試合でピッチに立った。
そしてその後、2011年1月にサンフレッチェ広島へ加入する。この時期の活躍は多くのサッカーファンが知るところで、3度のJ1リーグ制覇をはじめチームに大きく貢献している。広島では公式戦通算297試合に出場する鉄人ぶりを披露した。