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Jリーグ 4日前

「それしか道はない」鹿島アントラーズの超新星、徳田誉が熱い。U-20日本代表落選をポジティブに受け止める理由【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Editor

まさかのU-20日本代表落選。「逆にそれしか…」

 FW陣で選出されたのは、1学年上の神田奏真(川崎F)と同学年の道脇豊(ベフェレン)、井上愛簾(サンフレッチェ広島)、高岡伶颯(日章学園高)。ともに2023年U-17W杯(インドネシア)で共闘した面々に敗れる形となったことで、より闘争心を燃やしている。

「代表落ちは今の実力。そこは真摯に受け止めながらも、逆に(Jリーグの)開幕に出られるチャンスがあることをポジティブに捉えています。鹿島で結果を出すことが代表に呼ばれる一番の近道。逆にそれしか道はない。開幕からしっかりやっていこうと思います」

 本人は毅然とこう語ったが、船越優蔵監督(U-20日本代表指揮官)を振り向かせるには圧倒的な数字を残し、プレーの幅を広げるしかない。今季鹿島ではジョーカー起用がメインになりそうだが、圧倒的なインパクトを残せば、誰もが彼を放っておけなくなる。その未来に向け、凄まじいスタートダッシュを切ることが肝要なのだ。

「出た試合全部ゴールというのを意識しています」と徳田の鼻息は荒かったが、若い選手はそのくらいガツガツしていた方がいい。あわよくば、レオ・セアラからレギュラーを奪い取るくらいの野心をピッチ上で表現してほしいところ。世界を見れば、同じ2007年生まれのラミン・ヤマル(バルセロナ)がEURO2024(ユーロ2024)制覇の原動力になっている。そういう高い基準を見据えて、鹿島育ちの若武者にはここから一気に突き抜けてほしいものである。

(取材・文:元川悦子)

 
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