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史上最強の選手は誰!? 歴代日本人DFの最高市場価値ランキング1〜10位。日本を代表する鉄壁の男たち

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

7位:内田篤人

内田篤人

【写真:Getty Images】

生年月日:1988年3月27日
最高市場価値:900万ユーロ(約14.4億円)
更新日:2015年2月4日(当時26歳)

 歴代日本人DFの最高市場価値ランキングで7位に入ったのは、欧州における日本人サイドバック(SB)の地位を高みに押し上げた内田篤人だ。

 2010年7月、内田はシャルケに移籍して欧州挑戦を始めた。当時シャルケの監督を務めていたのは、“鬼軍曹”フェリックス・マガト。厳しいトレーニングを課すことで知られる指揮官の下、内田は日々鍛錬を積み、右SBのレギュラーを掴んだ。

 移籍初年度の2010/11シーズンは何かと印象に残るシーズンで、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では準々決勝で長友佑都が所属するインテルと対戦してCL初の日本人対決が実現。シャルケはクラブ史上初のCLベスト4に食い込み、内田は日本人選手として初の同大会4強経験者となった。

 一方、内田が自己最高額の市場価値を記録したのは少々意外なタイミングだ。2015年2月、当時26歳の内田には900万ユーロ(約14.4億円)の価値が付いた。

 だが、2014/15シーズンは序盤戦から負傷に苦しんだ1年であり、市場価値記録を更新した翌月の同年3月には膝蓋腱を痛めて戦線離脱。そのままシーズンを終え、オフの同年6月には右膝の手術に踏み切っている。市場での存在感とは裏腹に、内田はキャリアの中でも難しい時期を過ごしていたのだ。

 176cmと決して大柄な体格ではないものの、内田はブンデスリーガやCLといった舞台で屈強なアタッカーたちと堂々と渡り合った。クールな言動からは想像もつかない“熱さ”が内田の欧州挑戦を支え、市場価値の上昇に繋がったのだろう。日本人SBの先駆者として内田が欧州で残した功績は非常に大きい。

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