UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）最新ニュース

ルティック指揮官、サポーターの入場可能を願う

　UEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント・プレーオフ（PO）の組み合わせ抽選会が31日に行われ、サッカー日本代表FW前田大然とMF旗手怜央が所属するセルティックは、バイエルンと戦うこととなった。この決定について、セルティックを率いるブレンダン・ロジャーズ監督がコメントを残している。

　セルティックはリーグフェーズで21位に入り、レアル・マドリードかバイエルンと当たることとなっていた。そして抽選会の結果、POではバイエルンとホーム＆アウェイを戦うことになる。英メディア『スカイスポーツ』によると、ロジャーズ監督は「大会の初めに目指していた場所に到達できたことは誇らしい。世界的に象徴的なクラブと対戦できることを楽しみにしている」とコメントした。

　セルティックは昨年10月1日に行われたリーグフェーズ第2節のドルトムント戦でサポーターがスタンドで花火を使用。欧州サッカー連盟（UEFA）は罰金処分と、今後2年間で同様のことが見られた場合にUEFA主催の試合でアウェイ戦のチケットを販売中止とすることを決定。アウェイ戦でサポーターが入場できないという事態になってしまう。

　そして、29日のアストン・ヴィラ戦では、セルティックサポーターから発煙筒が投げ込まれていた。セルティックは公式声明を出し、抗議の姿勢を取ると説明。バイエルンとの第2戦でサポーターが入場できない可能性もあるが、指揮官は「私たちはクラブとして直面してきたさまざまな出来事の積み重ねでここにいる。特にこの次の試合のような重要な試合、あるいはどんな試合であっても、サポーターにとって大切な瞬間が奪われないことをただ願い、祈っている」とアウェイの試合にサポーターが来れることを望んでいる。

　果たして、セルティックはビッグクラブ相手に勝利し、決勝Tへ進むことができるだろうか。