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【写真:Getty Images】
後藤に注目のベルギーメディア
UEFAヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ最終節、アンデルレヒト(ベルギー)対ホッフェンハイム(ドイツ)の試合が現地時間30日に行われた。試合はホッフェンハイムが4-3で勝利している。この試合でゴールを決めたアンデルレヒトFW後藤啓介について、ベルギーメディア『voetbal Nieuws』が注目していた。
26日に行われた、ベルギー・ジュピラー・プロ・リーグ第23節メヘレン戦では、トップチームでの記念すべき初ゴールを決めていた後藤。ELではベンチからのスタートとなったが、78分にFWルイス・バスケスと交代でピッチに立っている。するとその1分後、後藤は起用に応える形でゴールを決めている。
同メディアは、「新たなトップストライカーがアンデルレヒトに衝撃を与える」と題して、「後藤はすぐにリーグで最も有能なストライカーの一人になった。ジュビロ磐田からアンデルレヒトに移籍した19歳の日本人選手は、メヘレン戦で先発デビューし、すぐにゴールを決めてその価値を証明している」と述べた上で、後藤について次のように分析している。
「以前からチェルシー、ウェストハム、エバートン、アヤックス、セビージャといった欧州のトップクラブの関心を集めていた。しかし、アンデルレヒトはすぐに彼を獲得している。まだフィジカル的にも技術的にも成長する必要はある。もっとも、最終的にはより大きな大会で求められるストライカーになるとクラブは信じている」
また、「身長191cmの後藤は、テクニックと機敏さを兼ね備えた、日本人としては異例のターゲットストライカーだ。90分間走り続け、規律正しくプレーし、大きなエンジンを持っている。もっとも、ボールタッチの繊細さはまだ洗練されていない」と、日本人ストライカーとしては異質の特徴を持っている一方で、今後改善すべき点はまだあると強調している。