三笘薫　最新ニュース

【写真：Getty Images】

三笘の移籍の噂に…

　プレミアリーグ・ブライトンに所属する、サッカー日本代表MF三笘薫に、サウジアラビアのサウジ・プロフェッショナルリーグ、アル・ナスルが関心を示しているとの噂が持ち上がっていた。ブライトン専門メディア『WE ARE BRIGHTON』は現地時間31日に、巨額のオファーを拒否した三笘とクラブに賞賛の言葉を送っている。

　英メディア『BBC』など現地複数メディアは、サウジのアル・ナスルがブライトンに対して6500万ユーロ（約104億円）の獲得オファーをしたこと、そしてそれをクラブが断ったことを伝えていた。

　その後、移籍市場に精通している移籍専門記者ファブリツィオ・ロマーノ氏は、「アル・ナスルは三笘に対して9000万ユーロ（約144億円）＋500万ユーロのオプションのオファーをしたにもかかわらず、ブライトンは彼を引き留めたいと考えている」と、クラブはサイドのオファーを拒否したと伝えていた。

　この一連の報道を受けて、『WE ARE BRIGHTON』は、「三笘、サウジアラビアを拒否、金銭よりもサッカーに意味を見出す」と題して、「現代のサッカー界は、金がすべてで、金を持っている者が王様になるという憂鬱な世界になっている。サウジアラビアの富を拒否してブライトンの選手であり続けることで、銀行残高以上のものを気にするサッカー選手がまだ存在することを証明した三笘薫に拍手を送りたい」と、残留する決断を下した三笘に賞賛の言葉を送っていた。

　そして、「理解できない数のゼロを積み重ねて銀行残高を増やすのではなく、自身の才能を最大限に生かし業績を積み重ねたキャリアを振り返りたいと思っているのだろう」と言葉を続け、「どうやら、究極の目標はチャンピオンズリーグでプレーすることらしい。それは三笘にとって、今も燃え続ける野望だ。そして、ブライトンのファンが、いつかは彼がチームを去ることを覚悟しなければならない理由でもある。その夢を叶えるために三笘が移籍することを誰が嫌がるだろうか。特に、彼はブライトンの選手として残るために大金持ちになることを拒否したのだから」と、将来的にビッグクラブへ移籍する可能性があることを指摘しつつも、お金を選ばなかった三笘を恨むことなくサポーター達は送り出すと言及している。