副キャプテンという責務には「喋るのが苦手なタイプなので…」
「負ける試合を引き分けにもっていったり、引き分けで終わる試合を勝ちにもっていくことが一番大事だと思います」
4バックを採用する千葉において、鳥海は左センターバックで起用される可能性があり、発信力を高めていくことが求められるが、小林慶行監督は鳥海を副キャプテンに任命した。「彼はここまで明確に個の能力を出してくれていますし、そのようなところでも、しっかりとリーダーになってもらわなきゃ困るよ、というような部分のメッセーも含めています」と、これからの千葉を背負っていくことへの期待を込める。
アカデミーのU-18時代にはキャプテンを務めたが、プロになってこうした役職を任されるのは初めてでもある。「素直に嬉しかったですし、喋るのが苦手なタイプなのでプレーで示し、苦しい時にみんなを助けたい」。鳥海の表情に力みはない。彼の発する言葉からは決意の深さをうかがわせた。
この決断が間違っていなかったことを証明する。それだけを自分に課し背番号24はピッチを駆け抜けていく。
(取材・文:石田達也)
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