2位:FC町田ゼルビア
![FC町田ゼルビア](https://www.footballchannel.jp/wordpress/assets/2020/01/FCMachidaZelvia.jpg)
【写真:Getty Images】
結果的にタイトルには手が届かなかったが、昨季は夏場まで首位を走っていたFC町田ゼルビア。豊富な戦力であることは昨季と変わらないが、オフの期間で人員整理を進め、黒田剛監督が求めるサッカーを体現できる選手たちを連れてくることに成功した。
昨季終盤に失速した中で、[3-1-4-2]という布陣を見出した。その中心となった白崎凌兵が完全移籍に切り替わっただけでなく、ボールを狩れ、スペースを守ることのできる前寛之を獲得。白崎だけでなく、谷晃生とオ・セフンも完全移籍で獲得し、今季のスカッドにも加えることができた。
昨季終盤にプレータイムが減少していた藤本を放出した一方、センターフォワードやシャドー、トップ下などでプレーできる西村拓真を獲得。プレッシングとリンクプレーのハイレベルな能力は横浜F・マリノスで証明済みだ。
中村帆高はウイングバックでプレーすることで、自身の特徴をより生かすことができるだろう。北海道コンサドーレ札幌で大きく成長した岡村大八と、青森山田高校で黒田監督の指導を受けた菊池流帆の加入は、センターバックの底上げと競争の激化を可能にしてくれる。
町田は選手を入れ替えつつも、スケールアップに成功しており、戦力アップに成功したと言えるだろう。