4位:名古屋グランパス
【写真:Getty Images】
YBCルヴァンカップを制した2024シーズンを終え、リーグ制覇を目論む名古屋グランパスは、的確な人員整理と戦力アップができた冬を越した。昨シーズンの課題と向き合い、それを解決するための選手を獲得しているのも良い傾向だろう。
長年に渡ってゴールマウスを守ったランゲラックの後釜として、実績十分のシュミット・ダニエルを獲得。さらに、宮大樹、佐藤瑶大と、ボールを扱えるセンターバックの獲得にも成功している。
特にアビスパ福岡で対人の強さと攻撃参加の上手さ、そして展開力を披露し続けた宮は、ボールを押し付けられると苦労することの多かったチームに新たなオプションを加えることができる点で大きな存在となるだろう。
3バックを継続するのであれば、原輝綺の加入と徳元悠平の完全移籍への切り替えは、ボール保持の局面のクオリティ向上と、ウイングバックの選手層に寄与する。
倍井謙の移籍により、ドリブラーがいなくなってしまったが、浅野雄也をチームに加えることで穴埋め。そして、マテウス・カストロの復帰は言わずもがな大きな影響を持つ。前回所属時に比べると、ボールを届けることができる選手が多いので、マテウスがより崩しの局面に注力することができるはずだ。