9位:横浜FC
【写真:Getty Images】
最短でJ1復帰を果たした横浜FCは、J1に残っていくために着実に戦力を整えている印象を受ける。キープレーヤーだった井上潮音の移籍と髙橋利樹のレンタルバックは手痛いものの、新たなキープレーヤーとなり得る実力者がチームに加わった。
鈴木武蔵は最前線で深さや起点を作れ、独力でゴールを奪うことができるストライカーだ。髙橋が担っていたプレス誘導の役割を担うことができれば、北海道コンサドーレ札幌でもプレーしていた[3-4-2-1]の最前線として計算できる。
駒井善成もまた、古巣・札幌でそうだったように機能するだろう。攻撃センスに加え、バランサーとしても振る舞うことができ、相棒となるユーリ・ララとの相性も問題ないだろう。
注目したいのは新保海鈴だ。昨季のレノファ山口で1得点8アシストという数字を残した左サイドのスペシャリストは、福森晃斗とともにチャンスを演出し続けることになるだろう。アーリークロスからのチャンスメイクはもちろん、フリーランやコンビネーションからの攻撃参加も魅力的だ。志垣良監督の下で鍛えられ、J2でしっかりと結果を残してきた22歳は、横浜FCの戦力を引き上げてくれるはずだ。