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2025シーズンの明治安田J1リーグの開幕が間近に迫っている。各クラブはこのオフに積極的な補強を行い、スカッドの強化を図った。では、最も充実した冬を過ごしたのはどこだったのか。今回は、今オフの選手補強で人員整理に成功したクラブ1〜10位をランキング形式で紹介する。(文:Nobuya Akazawa|J1全部見るマン)
10位:FC東京
原川力、中村帆高、名古屋グランパスで復活を果たした徳元悠平が移籍し、昨季のFC東京で圧倒的なパフォーマンスを披露していた荒木遼太郎は鹿島アントラーズに帰還した。さらにはディエゴ・オリヴェイラと児玉剛の引退もあった。
多くの実力者がチームを去った一方、冬の補強で派手に動くことはなかった。
サガン鳥栖で昨季14得点を挙げたマルセロ・ヒアンの獲得で、ディエゴ・オリヴェイラの穴を埋めることができるだろう。深さと起点を作れるヒアンは、松橋力蔵新監督のチームを支えることになるはずだ。
そして、その鳥栖で経験を積んだ木村誠二と寺山翼も戻ってきた。ともにボールを扱う技術があり、前者は最終ラインからの組み立て、後者はボール保持の局面でしっかりとプレーできる選手だ。そして、欧州で揉まれた橋本拳人の復帰は、中盤のオーガナイザー兼フィルター役として、チームに安定感をもたらすだろう。
重要な選手が移籍したことは間違いないが、松橋監督の下で能力を発揮できそうな選手がチームに加わった。全体の戦力アップという意味で、FC東京のオフシーズンは「まずまず」と言えるのではないだろうか。