17位:セレッソ大阪
小菊昭雄監督がチームを離れ、アーサー・パパス監督を招聘した。結論から述べると、セレッソ大阪の今冬の動きは、戦力ダウンになるのではないだろうか。絶対的なエースストライカーだったレオ・セアラの移籍に加え、山﨑凌吾、渡邉りょう、山田寛人とFW陣が揃って抜けた。さらに、サイドプレーヤーのカピシャーバと為田大貴も移籍している。
直近3シーズンで79試合に出場した鳥海晃司は古巣のジェフユナイテッド千葉に戻り、セレッソは横浜F・マリノスから畠中槙之輔を獲得した。実績十分な選手だが近年は怪我が気になるところで、シーズンを通してプレーできれば大きな戦力となるはずだ。
FWには中島元彦が帰ってきた。ストライカーとしても、チャンスメイカーとしてもプレーでき、昨季はベガルタ仙台で13得点5アシストと十分な結果を残した。ラファエル・ハットン、チアゴ・アンドラーデ、ジャルンサック・ウォンコーンの3人は未知数だが、Jリーグへの適応が早ければセレッソの補強評価を上回る結果をチームにもたらすこととなるだろう。
選手層は維持できたが、未知数な部分が大きかったのが今冬のセレッソの補強動向だった。リスクを背負っているという意味で、この順位となっている。