12位:京都サンガF.C.
鮮やかなV字回復で残留を果たした京都サンガF.C.は昨季の救世主だったラファエル・エリアスを完全移籍で獲得した。さらに、米本拓司も完全移籍に切り替わり残留。豊川雄太や三竿雄斗、鈴木冬一といった経験や実績のある準主力級の選手たちが抜けた一方で、チームの特徴に合った選手を連れてきている印象だ。
サイドバックとして計算できる須貝英大は、スプリントを繰り返しながら前に出ていくことができる。前への強さや速さを特長とする選手なので、京都のスタイルにフィットする姿が想像できる。
また、長沢駿は、原大智、エリアス、マルコ・トゥーリオのバックアッパーとして、ハイボールを多用するチームでターゲットマンにもリンクマンにもなれる。そして、アカデミー出身の奥川雅也は柔らかいタッチのドリブルと素早いトランジションが特徴で、確実にチームにフィットしてくれるだろう。
アンカーの福岡慎平は京都サンガF.C.においての唯一無二の存在。インサイドハーフの川﨑颯太と米本拓司もアンカーにも適正がある選手だ。ジョアン・ペドロの加入によって層が厚くなったのも良かった点だろう。