20位:ガンバ大阪
天皇杯準優勝、リーグ戦では首位に勝ち点差6とタイトルには手が届かなかったガンバ大阪だったが、チームとして前進を感じさせたのもまた確かだった。期待されるタイトル獲得に向けて戦力アップを図りたいところだが、今のところ大きな動きはない。
昨季10得点とブレイクした坂本一彩が海外移籍し、期限付き移籍していた山見大登や鈴木武蔵も、東京ヴェルディと横浜FCにそれぞれ完全移籍している。戦力ダウンとなる中で、奥抜侃志の獲得はポジティブなものになる。福田湧矢も抜けて手薄になったウイング陣に、日本代表レベルの実力を持つ25歳が加わった。
さらにJ2で経験を積んだ唐山翔自と南野遥海の復帰も、攻撃陣の選手層を厚くする。さらに、中盤でも前線でもプレーできる名和田我空がプロの世界で1年目にどこまで通用するかは未知数だが、やはり期待は大きい。ベンチ入り枠が9人に拡大する今季のレギュレーションは、ガンバに追い風となるかもしれない。
さらに、移籍の正式発表はされていないが、すでにチームを離脱しているダワンの移籍が決まればさらなる戦力ダウンは否めない。名和田を筆頭に次世代を担うであろう若手が加わったが、即戦力としての補強評価は低いものとならざるを得ない。
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