18位:川辺駿
生年月日:1995年9月8日
最高市場価値:500万ユーロ(約8億円)
更新日:2024年6月4日(当時28歳)
川辺駿は現在のJリーグで最も市場価値の高い選手で、最高額は昨年6月に記録した500万ユーロ(約8億円)だ。
川辺はサンフレッチェ広島の育成組織で育ち、17歳だった2013年にJ1デビューを果たした。その後、ジュビロ磐田への期限付き移籍を経て広島の主力に成長し、市場価値を130万ユーロ(約2.1億円)とした2021年夏にスイスのグラスホッパーに移籍した。
ヨーロッパ移籍後も、川辺はすぐに実力を発揮。2021/22シーズンにリーグ戦7得点3アシスト、翌2022/23シーズンは9得点8アシストを記録し、2023年夏には市場価値が280万ユーロ(約4.5億円)に到達。そして、ベルギーのスタンダール・リエージュに移籍した。
ベルギーリーグでは7得点9アシストを記録し、2023/24シーズン終了後には市場価値が500万ユーロ(約8億円)に到達した。
そんな中、広島は2024シーズンのJ1で優勝を狙える位置につけていた。しかし、夏に大橋祐紀、川村拓夢、野津田岳人といった主力が相次いで海外へ移籍。そこで、ヨーロッパで価値を高め続けた川辺を呼び戻す決断をした。広島が支払った移籍金は350万ユーロ(約5.6億円)で、Jリーグ移籍金ランキング9位に入る高額移籍となった。
一般的に、ヨーロッパから日本に戻る選手はピークを過ぎていることが多い。しかし、川辺はキャリアの最盛期とも言えるタイミングでJリーグに復帰した。2024シーズン後半戦は一定の活躍を見せたものの、移籍金に見合うパフォーマンスだったかは議論の余地がある。その影響もあり、同年12月に市場価値は400万ユーロに下落。2025シーズン、広島を優勝に導くことができるか注目される。