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サッカー中国代表、元U-17カナダ代表DFが帰化か?「血を引いていることを誇りに…」3月のアジア最終予選へ向け新たな動き

text by 編集部 photo by Getty Images

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ファン・アイドン
【写真:Getty Images】

サッカー中国代表、元U-17カナダ代表DFが帰化か?

 18歳の元U-17カナダ代表DFファン・アイドンが、中国国籍を取得して将来的に中国代表としてプレーしたいとの希望を表明した。香港メディア『香港01』が報じている。3月に行われるFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)でのプレーを目指しているようだ。

 

 アイドンは27日に中国2部リーグの遼寧鉄人への加入が発表された。広東省出身の祖母を持つことから、中国での帰化条件を満たしているという。そして、同クラブはアイドンが中国への帰化、中国代表入りへ向けてコメントした動画を投稿。「私は中国人の血を引いていることを誇りに思っています。これまではカナダのユースチームでプレーしていましたが、今後は中国国籍を取得して中国代表としてプレーしたい」と話していたという。

 イングランド出身のニコ・イェナリスとブラジル出身のエウケソン、アラン、フェルナンジーニョの4人が中国代表からの引退を決断したと中国メディア『捜狐』が報じており、さらに、すでに中国サッカー協会がオーストラリアAリーグのメルボルン・ビクトリーに所属する23歳のオーストラリア人MFライアン・ティーグに接触しており、帰化へ向けて条件などを提示したとしている。

 そして、3月のW杯アジア最終予選へ向けて、中国代表はさらなる帰化選手の追加を模索している。ノルウェー出身のジョン・ホウ・サテがすでに1月のトレーニングメンバーに選ばれたほか、中国スーパーリーグで活躍する元コンゴ代表のオスカルも帰化手続きを進めているようだ。

 また、元鹿島アントラーズMFセルジーニョ(ブラジルとイタリアの二重国籍)は、イタリア国籍の放棄手続きに問題が生じ、中国スーパーリーグの登録期限である2月18日までに帰化が完了しない可能性があると報じられている。

 現在、W杯アジア最終予選のグループCで最下位に沈んでいる中国だが、首位の日本は独走状態で、2位以下は大混戦となっている。2度目のW杯出場を狙う中国代表に帰化選手たちは追い風となるか。

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