8位:武藤嘉紀
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年7月15日
最高市場価値:1000万ユーロ(約16億円)
更新日:2018年8月13日(当時26歳)
ヴィッセル神戸所属の武藤嘉紀がランキング8位に入った。武藤の自己最高市場価値はニューカッスル在籍時の2018年に記録した1000万ユーロ(約16億円)となっている。
慶應義塾大学からFC東京に加入した武藤は、1年目の2014シーズンにJ1で33試合に出場し13得点を記録すると、同年のJリーグベストイレブンに選出された。華々しいデビューを飾った同選手は翌年のJリーグ1stステージでも10得点を挙げたが、2ndステージ開幕前にマインツに電撃移籍。順調すぎるほどのステップアップを果たした。
移籍後は怪我による長期離脱が相次いだものの、試合に出場したときは結果を残し、17/18シーズンにはリーグ戦27試合で8ゴール4アシストの成績をマークした。そして、2018年夏にプレミアリーグ屈指の古豪ニューカッスルへの移籍を掴む。この際、1070万ユーロ(約17.1億円)の移籍金が発生したことも相まって、武藤の市場価値は600万ユーロ(約9.6億円)から1000万ユーロ(約16億円)まで跳ね上がっている。
しかし、加入から約2ヶ月後のマンチェスター・ユナイテッド戦でプレミアリーグ初得点を挙げる活躍を見せた武藤だったが、ここがニューカッスル時代のピークとなった。怪我による離脱や監督交代による戦術の変化など様々な要因が重なり、出場機会は激減。2020年夏にエイバルに期限付き移籍となったときには、市場価値は550万ユーロ(約8.8億円)まで下落していた。
武藤は2021年にヴィッセル神戸へと加入し、Jリーグに戻ってきた。復帰後は安定した活躍を続け、昨季はJリーグMVPにも輝いている。