FW：マキシ・ロペス（元U-20アルゼンチン代表）

生年月日：1984年4月3日
移籍金：650万ユーロ（約10.4億円）
通算成績：19試合2ゴール3アシスト

　南米の強豪リーベル・プレートで台頭した若者は、次なる挑戦の場にバルセロナを選んだ。

　FWマキシ・ロペスは2005年冬にスペインに渡った。当時のロペスはリーベルの主力として活躍しており、アルゼンチンで過ごした04/05シーズン前半は、リーグ戦16試合に出場し5ゴール2アシストの成績を残していた。

　若きストライカーは新天地バルセロナでも本領を発揮する。加入後2試合目の出場となったUEFAチャンピオンズリーグ（CL）のチェルシー戦（1stレグ）で、ロペスは同点ゴールを記録。さらには勝ち越し弾をアシストし、チームの勝利に大きく貢献した。

　加入直後に大きなインパクトを与えることに成功したロペスだったが、定位置確保には苦戦した。ベンチスタートがほとんどで、悔しい時間が続く中迎えたシーズン終盤に無念の負傷離脱。海外挑戦1年目は公式戦10試合の出場にとどまった。

　翌05/06シーズンは怪我の影響で出遅れると、ベンチとベンチ外の試合が増加。最終的に公式戦27試合でベンチ入りしたが、ピッチに立ったのはわずか9試合だった。ロペスは出場機会を求めて、2006年にマジョルカに期限付き移籍している。

　その後、ロペスは2007年夏にFCモスクワに完全移籍。バルセロナでの通算成績は19試合2ゴール3アシストとインパクトを残せなかった。