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お金の無駄遣い…。バルセロナ、冬の大失敗補強6人。世界的名門クラブで輝けなかった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ジオバンニ(元ブラジル代表)

ジオバンニ
【写真:Getty Images】

生年月日:1980年1月11日
移籍金:2000万ユーロ(約32億円)
通算成績:43試合3ゴール3アシスト

 ブラジル期待のホープは、カンプ・ノウで実力を発揮することができなかった。

 ジオバンニは、母国の名門クルゼイロの下部組織出身。ブラジルの未来を担う1人として注目を集め、2000年にはシドニーオリンピック(五輪)に臨むU-23ブラジル代表メンバーにも選ばれた。同大会ではグループリーグでU-23日本代表とも対戦している。

 また2001年7月にはA代表に初選出され、同年に行われたコパ・アメリカのグループリーグ第1節メキシコ代表戦でデビューを飾っている。

 瞬く間にセレソンの一員にまで上り詰めたジオバンニは、2002年1月にバルセロナへの移籍を決断。途中出場がメインだったものの、当時21歳だった同選手は加入直後から一定のプレータイムを与えられていた。

 しかし、2001/02シーズン終了のタイミングでカルロス・レシャック監督が解任となると、若きブラジル人MFの立場は大きく変わってしまう。後任に就いたルイ・ファン・ハール監督の下では出場機会をほとんど得られず、ベンチが定位置となってしまった。

 このような状況を受けてジオバンニは、2003年1月にベンフィカへ期限付き移籍に出された後、同年7月に完全移籍。バルセロナでの時間はこうして終わりを告げた。

 監督交代がジオバンニのバルセロナでのキャリアに大きな影響を与えたことは間違いない。しかし、その移籍金が2000万ユーロ(約32億円)だったことを考慮すると、公式戦43試合3得点3アシストというパフォーマンスは物足りなさを感じさせるものだったといえるだろう。

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