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お金の無駄遣い…。バルセロナ、冬の大失敗補強6人。世界的名門クラブで輝けなかった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:マテウス・フェルナンデス(元U-20ブラジル代表)

マテウス・フェルナンデス
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年6月30日
移籍金:700万ユーロ(約11.2億円)
通算成績:1試合0ゴール0アシスト

 かつてバルセロナに所属していたマテウス・フェルナンデスという選手を覚えているだろうか。謎に包まれたままクラブを退団したために、同選手のことをバルセロナの「幽霊」と表現したスペインメディアもある。

 ブラジルのボタフォゴでキャリアをスタートさせたフェルナンデスは、2020年冬に同国のパルメイラスからバルセロナに完全移籍。その移籍金は700万ユーロ(約11.2億円)とされている。

 突如現れた謎多きニュースターとして注目を集めたが、同選手はバルセロナ加入後すぐにレアル・バジャドリードに期限付き移籍に出される。ここで2019/20シーズン終了まで過ごすが、リーグ戦3試合の出場にとどまった。

 2020年夏にブラウグラナ(バルセロナの愛称)へ復帰するものの、20/21シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の1試合に途中出場するのみ。結局、これがフェルナンデスにとってバルセロナでの最初で最後の試合となり、総出場時間は約17分間のみだった。2021年6月、クラブは同選手との契約を解除した。

『90min』によれば、懲戒処分やサッカー上の理由ではなく、クラブがリオネル・メッシを留めるための資金を確保するためにフェルナンデスは退団を余儀なくされたのだという。のちにブラジル人MFは、この契約解除が不当解雇に当たるとしてバルセロナとの裁判沙汰に発展している。

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