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ビニシウスのサウジアラビア行きの可能性が浮上？

　サウジ・プロフェッショナルリーグのクラブが、夏の移籍市場でレアル・マドリードのブラジル代表FWビニシウスの獲得を目論んでいるようだ。スペインメディア『as』が、現地時間27日に報じている。昨夏にもサウジアラビアからの関心が伝えられていたが、今夏にもアプローチする見込みだという。

　今季はここまで公式戦26試合に出場し、16ゴール10アシストを記録しているFWビニシウス。今シーズンもマドリーの主力としてプレーしている24歳のアタッカーだが、ブラジル代表FWネイマールとの契約を解消したばかりのアル・ヒラルやイングランド代表FWイバン・トニーが所属するアル・アハリが獲得を目指しているようだ。

　同メディアは「サウジアラビアはビニシウスに目を向けており、次の夏の市場に向けて魅力的なオファーを計画している。これは、ブラジル人選手を説得してサウジプロリーグに加わるようにするため、サッカー界の記録を塗り替えるような壮大な試みだ」と報じた。さらに「レアル・マドリードに対して3億ユーロ（485億円）を超える移籍金を用意している」とネイマールがバルセロナからパリ・サンジェルマン（PSG）に移籍する際に、PSGが支払った2億2200万ユーロ（ 現在のレートで約358億）という現在の移籍金記録を大幅に上回るオファーをサウジアラビアが提示する意向だと伝えている。

　一方で「ブラジル人選手に対しては途方もない給与が提示される予定だ。税金がかからないサウジアラビアで5年間で10億ユーロ（約1,611億円）、つまり1シーズンあたり2億ユーロ（約322億円）というものだ」と記した上で、「ビニシウスはマドリーで幸せであり、留まることを希望している。しかし、間違いなく、確信を持つ者の考えさえ変えることができる提案である」と綴っている。果たして、夏にはどんな巨額オファーが提示されるのだろうか。