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古橋亨梧、地元紙に惜しまれながら新天地へ
リーグ・アン(フランス1部)のスタッド・レンヌが現地時間27日、セルティック(スコットランド1部)に所属する30歳の日本代表FW古橋亨梧を完全移籍で獲得すると発表した。この一報を受けて、スコットランド紙『ザ・セルティック・スター』が同選手に感謝の気持ちを示しつつ、エールを送っている。
古橋はJリーグのFC岐阜やヴィッセル神戸でプレーした後、2021年7月からセルティックでプレーしていた。チームの中心選手として活躍し、2022/23シーズンにはスコティッシュ・プレミアシップ得点王に輝き、最優秀選手(MVP)を受賞したり年間ベストイレブンに選出されている。リーグ優勝に貢献する働きを見せ、まさにチームの功労者と言うべき実績を残しているが、最近は移籍の噂が絶えない状況になっていた。
そして、ついにレンヌが古橋の獲得に動き、最終的に2027年までの契約を結んでいる。それを踏まえ、同紙は「さようなら、キョーゴ。楽しかったよ。君は我々に何も借りはない。フランスサッカーで君のやりたいことをやると良い。幸運を祈ってるよ…。本日、1000万ポンドの契約でフランスのレンヌに移籍した古橋に別れを告げる。この3年半、あの有名な緑と白のフープを古橋が着けてくれたことは本当にうれしく思うし、成功以外の何ものでもなかった3年半だった」と、別れを惜しむ様子で伝えている。
また、「彼は最高の得点者だっただけでなく、チームのために一生懸命働いたオールラウンドな偉大なサッカー選手であり、本当に立派な人間だ。彼の能力、美しいゲームへの情熱、そしてあの無邪気な笑顔が恋しくなる。しかし、サッカー界ではヒーローは去っていくものだ。キョーゴはキャリアの中で次のステップに進むべき段階にいると感じており、我々は彼の幸運を祈るしかない。彼はセルティックに何も借りずに去ったが、我々は彼にたくさんの借りがある。セルティックの損失は明らかにレンヌの利益になるが、これも人生。それがサッカーと言うものだ。キョーゴ、頑張って。セルティック パークではいつでも歓迎するよ。さぁ、フランス人にあなたがどれだけ素晴らしいかを見せてあげてください!」と、終始感謝の気持ちを表に出しながら報じている。それだけ、古橋はセルティックに関わる人々に愛される存在だったようだ。
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