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お金の無駄遣い…。チェルシー冬の大失敗補強6人。タイトル獲得の陰で活躍できなかった男たち

シリーズ:冬の大失敗補強 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:フアン・クアドラード(元コロンビア代表)

フアン・クアドラード
【写真:Getty Images】

生年月日:1988年5月26日
移籍金:3100万ユーロ(約49.6億円)
通算成績:15試合0得点0アシスト

 フアン・クアドラードのチェルシーでの旅はあっという間に終わりを告げた。

 フィオレンティーナでブレイクしていた右サイドのスペシャリストは、2015年冬にジョゼ・モウリーニョが率いるチェルシーに3100万ユーロ(約49.6億円)の移籍金で引き抜かれた。しかし、当時のチェルシーの右WGには指揮官の信頼を掴んでいたウィリアンがいたこともあり、加入した2014/15シーズンの後半戦はプレミアリーグで4試合の先発出場に留まった。

 さらに序列が下がるキッカケとなったのが2015年夏の元スペイン代表FWペドロの加入だ。これによってプレミアリーグ挑戦から半年後にユベントスへ期限付き移籍する形でセリエAに復帰した。

 2016年夏に[3-4-3]のシステムを好むアントニオ・コンテがチェルシーの監督に就任すると、右ウイングバックを得意とするクアドラードの復帰を熱望。しかし、コロンビアとは正反対のようなイングランドの気候に家族が適応することができず、イタリアへの残留を希望したことで所属元に復帰することはなかった。

 結果的にチェルシーでプレーしたのは2015年2月から同年8月までの半年間のみで、公式戦で1つの得点にも絡むことなくロンドンを去った。

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