自身の課題と感じていること。「攻撃がストップしちゃう」
1月25日に行われた藤枝MYFCとのトレーニングマッチは1本目から登場し、精力的な動きを見せた。ただ、チャンスの起点になるところでミスもあり、なかなかフィニッシュにつなげるところの役割を果たせず、それがゴールチャンスの少なさを招いてしまった。
佐藤は「守備のスイッチももっとアグレッシブに入れるべきでしたし、攻撃の部分は自分のところで失わないようにしないといけない。あそこのポジションがボールを失うと、攻撃がストップしちゃうので。そこでうまく前を向いて仕掛けたり、繋いでボールを動かしたり、それでゴール前に入っていく場面を増やさないといけない。まだまだという感じはしました」と厳しく課題に目を向ける。
奇しくも2本目の途中から、佐藤に替わって投入された藤原が、渡邉からのラストパスを見事に流し込む形で得点し、これがこの試合の決勝点となった。ストライカーの佐藤としてはある意味、お株を奪われた格好だが、ハッチンソン監督のコンセプトをしっかりと理解して、戦術的なタスクをこなした上に、佐藤なりのスペシャリティを加えていくという段階を踏まないと、チームが組み上がっていかないことも確かだ。