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Jリーグ 4日前

「全然違う役割で難しい」。ジュビロ磐田、佐藤凌我の新たな挑戦。「まずはこのポジションで…」自身に課した目標は?【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by 河治良幸

「イメージはそんな感じかな」。佐藤が抱くトップ下像

 ハッチンソン監督は横浜F・マリノスのコーチを務め、昨年はシーズン途中から半年間ながら監督としてチームを率いた。そこで大きな役割を果たしたのが、ストライカーながら、同じくトップ下のポジションで起用された西村拓真(FC町田ゼルビア)や植中朝日だった。

 福岡の選手として彼らを観ていた佐藤は「イメージはそんな感じかなあと思う。あそこのポジションが点を取れると、チームもすごいうまく回ってくる」と語る。ポジションはトップ下だが、役割的には“セカンドトップ”という表現が適しているかもしれない。

 磐田には本職のFWが佐藤を含めて3人おり、センターフォワードは伝統の9番を背負い“20得点以上”を公言する渡邉りょうとパワフルなポストプレー、フィニッシュに定評のあるブラジル人のマテウス・ペイショットが競う構図となっている。

 佐藤は彼らを強くライバル視しながらも、縦の2トップのような関係で、うまく生かし、生かされていく必要性を感じている。その大前提として、前からの守備やビルドアップで縦パスを引き出す動きなど、タスクをしっかりとこなした先に、ゴールに直結するプレーがある。

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