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Jリーグ 3日前

「全然違う役割で難しい」。ジュビロ磐田、佐藤凌我の新たな挑戦。「まずはこのポジションで…」自身に課した目標は?【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by 河治良幸

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 今季はJ2を戦うジュビロ磐田だが、新監督にジョン・ハッチンソンを迎え、アグレッシブなフットボールへの転換を目指している。その中で期待されるのが、新加入の佐藤凌我だ。ハッチンソン監督の目指すサッカーでキーポイントとなるポジションに挑戦中の佐藤は、かつての輝きを取り戻す準備ができている。(取材・文:河治良幸)

新たなポジションに挑戦中の佐藤凌我

佐藤凌我
【写真:河治良幸】

 J2降格からの捲土重来をはかるジュビロ磐田はジョン・ハッチンソン新監督を迎えて“スーパーアグレッシブ・フットボール”を掲げて、J2優勝、J1昇格を目指している。

 現在はスタイルのベースとなる前からボールを奪い行く守備とハイラインでのビルドアップを根気よく汲み上げている段階だが、攻撃面で重要な鍵になりそうなのが“10番”ポジションとも呼ばれるトップ下だ。もちろんJ3のギラヴァンツ北九州から復帰したMF藤原健介も有力なタレントだが、ハッチンソン監督はFWの佐藤凌我も、このポジションでテストしている。

「攻撃ではよく動いて、1回ボールに関わりながら最後、いいところに顔を出してゴールを決め切るというのをやっていきたいと思います。ゴール前に入っていく部分は持ち味というか。ボールにも関わるけど、最後は絶対にゴール前にいるという選手になりたいので。どんなボールでも、こぼれ球でもクロスでも、いろんな形でゴールできるようにやっていきたい」

 キャンプを前に、そう語っていた佐藤。簡単にプロのキャリアを振り返ると、明治大学から加入した、当時J2の東京ヴェルディで1年目の2021年、2年目の2022年と続けてリーグ戦13得点を記録して評価を高めると、2023年はJ1のアビスパ福岡に移籍。そこからの2年間でも出場チャンスは得て、機動力を生かしたプレーは目立っていたが、なかなか得点数が伸びなかった。

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