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Jリーグ 2日前

「まだまだ伸びる」鹿島アントラーズ濃野公人は鬼木達監督の下で理解を深める「だから数的優位が作れるんだ」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

「僕がなぜ9ゴール取れたのか」「鬼木達監督はしっかりと言語化してくれる」

「僕がリーグ9点を取れたのはなぜなのかを考えると、相手が想像してないような効果を出せたとか、自分の大胆さがいい方に向いたのが大きかったのかなと。それを1年目だけじゃなくて、2年目・3年目も続けていかないといけないといけないですね。あとは守備面。やっぱりいろいろ足りないところがあったと感じます。『やられない守備』と『ボールを奪いにいく守備』は少しずつモノにできているとは思いますけど、さらなるレベルアップが必要。それを今年はしっかりやっていく必要があるんです」と彼は語気を強める。

 

 鬼木監督も濃野の長所を高く評価するとともに、さらなる守備強度、1対1で強さを身に着けてほしいと要望しているはずだ。本人も明るい未来を感じているという。

「鬼木さんはこれまで当たり前だと思っていたことをしっかり言語化される監督。話を聞いていて『だから数的優位が作れるんだ』とか『あの状況では心配なく前にボールを出していいんだ』とボンヤリしていたことが明確になりましたね。それを理解し、吸収し、続けていけば、選手としてまだまだ伸びることができると思いました。

 ボールを止める、蹴るといった基礎的な部分も練習を続けたらだんだんうまくなると思うし、実際にそう感じている。まだまだ成長できますね」

 2024年に右SBとは思えない得点数を記録した濃野のフィニッシュの凄さは誰もが認めるところ。そこに、周囲の選手と関わりながら、より多彩なプレーも出せるようになればさらに強力なSB像ができあがる。縦関係を形成するアタッカーとのコンビネーション確立にも急務のテーマだろう。

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