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Jリーグ 2日前

「まだまだ伸びる」鹿島アントラーズ濃野公人は鬼木達監督の下で理解を深める「だから数的優位が作れるんだ」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

負傷離脱中に自問自答「自分のストロングと課題は何なのか」

「誰が入ってきてもサッカーに競争はつきものですし、そこに囚われすぎるのもよくない。僕は自分が成長するために1回1回のトレーニングに臨むだけだと思っています。いいライバルが加入したなとは感じますけど、まずは自分の成長にフォーカスしたいです」と今、自らに矢印を向けることに集中している。

 

 2024年9月の湘南ベルマーレ戦で右ひざ外側半月板損傷の重傷を負い、残りのシーズンを全休したことも、「自分の成長にフォーカス」に拍車をかけたという。

 濃野がピッチを離れた直後、鹿島には激震が走った。大卒新人だった自分をいきなり開幕スタメンに抜擢し、重用してくれたランコ・ポポヴィッチ監督が解任され、吉岡宗重フットボールダイレクター(FD)も辞任。中田浩二新FDの下、中後雅喜監督、羽田憲司コーチ率いる新体制に移行したのだ。

 それからの昨季ラスト3か月は右SBに三竿健斗が入るという急場しのぎの状態が続いたが、三竿は不慣れな役割を何とかこなし、失点減に貢献した。そんな先輩の一挙手一投足も目の当たりにしながら、濃野は「自分のストロングと課題は何なのか」と自問自答し続けたという。

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