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最高額は誰だ!? 日本人、冬の高額移籍金ランキング11〜20位。日本サッカーのパイオニアたちがランクイン!

シリーズ:移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

12位:鈴木隆行(すずき・たかゆき)

元サッカー日本代表FW鈴木隆行

【写真:Getty Images】

生年月日:1976年6月5日
移籍先:鹿島アントラーズ→レッドスター・ベオグラード(セルビア)
移籍日:2006年1月28日
移籍金:250万ユーロ(約4億円)

 日本を含めて5ヶ国10クラブを渡り歩いた鈴木隆行は、2度目の欧州挑戦のときに大きな金額が動いている。
 
 鹿島アントラーズでプロデビューを果たし、ブラジルのクラブで研鑽を積むなど紆余曲折を経て、2001年にはフィリップ・トルシエ監督率いるサッカー日本代表に招集される。同年4月のスペイン代表戦でピッチに立つと、ついに2002 FIFA ワールドカップ 韓国/日本(日韓W杯)の大舞台に辿り着いた。

 グループリーグ第1節・ベルギー代表戦で1ゴールをあげる印象的な活躍を披露すると、対戦国のクラブからオファーが届く。2002年7月にベルギー1部を戦うヘンクにレンタルで加入した。

 そこでは自身が希望するポジションでの起用が続いたこともあり、期待された結果を残せなかったが、その直後に移籍したKベリンゲン=ヒュースデン=ゾルダー(2006年解散)ではリーグ戦30試合で5ゴール3アシストとまずまずのクオリティを示した。

 その後に鹿島へ復帰したが、鈴木は2006年1月にセルビア(当時はセルビア・モンテネグロと表記されることも)のレッドスター・ベオグラードに移籍することを決断する。再度のヨーロッパ挑戦に際し、レッドスターからは移籍金250万ユーロ(約4億円)が支払われた。

 この時点で7クラブ目だったが、その後も鈴木は横浜F・マリノスやアメリカのクラブに活躍の場を移し、2016年2月に現役を退いた。現在の高騰著しい移籍市場では、前線から体を張れる鈴木の評価額はまた違ったものになっていたかもしれない。

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