4位:本田圭佑
生年月日:1986年6月13日
最高市場価値:2000万ユーロ(約32億円)
更新日:2013年1月15日(当時26歳)
かつて日本代表の中心選手として活躍した本田圭佑は、2013年に市場価値が2000万ユーロ(約32億円)に達した。
本田は名古屋グランパスでプロキャリアをスタートし、2008年にオランダのVVVフェンロに加入。そこでの活躍により市場価値を300万ユーロ(約4.8億円)まで引き上げ、2010年に移籍金625万ユーロ(約10億円)でロシアのCSKAモスクワに移籍した。
CSKA加入直後、本田は2010/11シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で鮮烈な活躍を見せた。とくに決勝トーナメント1回戦・第2戦のセビージャ戦では、ブレ球の直接FKを叩き込み、チームのベスト8進出に大きく貢献。その後、準々決勝でイタリアのインテルと対戦し、惜しくも敗れたが、同シーズンのCLチャンピオンを相手に善戦した。
CSKAでの活躍を続けた本田は、市場価値をさらに高め、2013年に2000万ユーロ(約32億円)に到達した。しかし、CSKAとの契約満了後にフリーで加入したACミランでは、期待されたほどの結果を残せず、市場価値は急落。2017年にミランからメキシコのパチューカへ移籍した時点で、その価値は250万ユーロ(約4億円)にまで下がっていた。
本田の市場価値最高額である2000万ユーロは、サッカーファンには低く感じられるかもしれない。ミラン加入後の下落は本人のパフォーマンスが十分でなかったところがあるが、もっと早くトップリーグに挑戦できていれば、さらなる上昇もあり得ただろう。
CSKA時代、本田はたびたびイタリアなどへの移籍が噂された。しかし、資金力に余裕のあるCSKAは放出を認めず、結果として欧州主要リーグへの初挑戦は27歳と遅くなった。このタイミングの遅れが、彼の市場価値の伸びを制限した要因のひとつだったと言えそうだ。