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開幕に向けて頼もしいFWが復帰
鹿島アントラーズは24日、宮崎市内で練習を行った。昨年7月から公式戦の出場がなかったアレクサンダル・チャヴリッチが、この日は全体練習にフル参加。シーズン開幕まで約3週間となる中、強烈なシュートを見せるなど復活をアピールし、「試合に向けて、自分も興奮しているし、できるだけ早く出られることを願っている」とコメントした。
チャヴリッチは昨年7月の明治安田J1リーグ第24節・FC東京戦で負傷した。膝関節および足関節脛腓靭帯損傷と診断され、治療のため母国セルビアに帰国。プレシーズンも別メニュー調整が続いていたが、この日の練習では全メニューをこなしていた。
練習では左サイドに入ることが多く、2トップに入る鈴木優磨やレオ・セアラとの共存も可能となる見込みだ。ポジションについてチャヴリッチは「監督が来たばかりで、僕だけではなく、いろんな選手を複数のポジションで試している。そういう意味ではまだ探っている状況」と述べる一方、「3つのポジション(FWと両サイド)でプレーできる」と話した。
25日にはファジアーノ岡山との練習試合も予定されている。本人としては出場も可能な状況だと言う。最前線には前述した2人に加えて17歳の徳田誉も割って入らんとしており、左サイドは田川亨介や師岡柊生と出場機会を争うこととなる。
「内部競争というかポジション争いがすごく健全ないい形で、お互いに高めていけるんじゃないかと思う」とチャヴリッチは話す。昨季25試合7得点の30歳が高いレベルで彼らと競争できれば、鬼木達新監督の下で浸透を図る攻撃的なサッカーの完成度も上がるはずだ。
(取材・文:加藤健一【宮崎】)
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