「この状況を解決するのは…」
「私は今日、一歩引かなければならない。残りたくない人間を鎖で縛ることはできない。昨夏もクヴァラの残留を試みたが、今回の出来事は晴天の霹靂だ。この状況を解決するのは、クヴァラと彼の代理人、そしてクラブであるべきだ。私が何かしらの拒否権を行使したとは思われたくない。
夏にはプロジェクトの意義を彼に納得させられると思っていたが、結局、うまくいかなかった。クヴァラはヴェローナ戦には出場しない。何が起きるか見守るしかないが、我々は重要な選手を失うことになる」
こうして、クヴァラツヘリアはコンテの言葉どおり、ヴェローナ戦を欠場。そして、15日深夜3時に自ら、ナポリの聖地と化したディエゴ・マラドーナのウォールアートを訪問した模様をインスタグラムに投稿し、その3日後にPSGへの移籍が正式発表された。
クヴァラツヘリアは「困難で痛みを伴う決断だったが、さようならを言う時がきた」と約5分のメッセージビデオを掲載。「ファンのみんなが落胆していることは理解しているが、いつか全てを君たちに打ち明けるだろう」と話し、移籍を決意した真相については、明言を避けた。
2024年5月29日からナポリのスポーツ・ダイレクターを務めるジョヴァンニ・マンナも18日のアタランタ戦後、クヴァラツヘリア放出について口を開いた。