13位:アトレティコ・マドリード(スペイン)
【写真:Getty Images】
ホームスタジアム:リヤド・エア・メトロポリターノ(70,460人収容)
2024平均入場者数:60,717人
13位には、2024年10月に本拠地の名称がリヤド・エア・メトロポリターノに変更となったアトレティコ・マドリードがランクインした。
11月にはVIPエリアの拡張やバリアフリー用のスポットが新設されたこともあって、最大収容人数は70,460人に増えている。しかし、平均の入場者数は60,717人と最大数との比較では大きな乖離がある。
その理由の一つがスペイン国内の経済状況だ。数年前からほとんどのスペインのクラブが、観光客を呼び込むことができなければスタジアムが満員にならない問題を抱えており、アトレティコ・マドリードもその問題に直面している。
例えば2024年9月に行われたレアル・マドリード戦では、世界的に注目を集めるビッグマッチであることから多くの観光客がスタジアムに足を運び、70,112人の来場者数を記録した。一方でエスパニョールやラス・パルマス、デポルティーボ・アラベスのようなボトムハーフとの試合では60,000人も埋まらない。
試合によって1万人以上の振れ幅が出てしまうのはラ・リーガの人気の低下が大きく影響しており、リーグとしてプレミアリーグに負けないグローバルなマーケティング展開を進める必要があるだろう。